Home >

平成24年度 熊本大学特別講義
「組込みシステム関連産業概論」開催報告

第5回目の開催となります、国立大学法人熊本大学主催の特別講義「組込みシステム関連産業概論」を実施いたしました。

開催概要

主催: 国立大学法人 熊本大学
共催: 熊本県社会・システムITコンソーシアム(ES-KUMAMOTO)

日程: 平成24年 9月20日(木)、9月21日(金)、9月25日(火)、9月26日(水)

会場: 熊本大学「工学部百周年記念館」(熊本市中央区黒髪2丁目)

交流会

日時: 9月20日(木)18:00~、9月25日(火)18:00~

場所: 熊本大学 FORICO 2階

  開催の様子

プログラム

プログラム

9月20日(木) :講義番号[1]~[4]

10:10~10:20

<イントロダクション> 熊本大学工学部 情報電気工学科 末吉 敏則 教授


[1] 10:20~11:50

マツダ (株)
電気駆動システム開発室    主幹 末冨 隆雅 氏

電気自動車は、走る、曲がる、止まる機能に加え、充電、電気安全も制御するため、複雑大規模化した制御システムとなっている。これを効率的に開発するため、制御対象である自動車システムを詳細にモデル化し、制御システムの設計、検証を行うモデルベース開発プロセス(V字プロセス)を適用した。本講義では、電気自動車の制御の概要と大規模システムに対応したモデルベース開発プロセスについて紹介する。


(昼休)

[2] 12:50~14:20

ルネサスマイクロシステム株式会社
第一マイコン開発事業部 システム設計部 部長 齊藤 信一郎 氏

「マイコン開発の現状」
近年、車載ECU(Electronic Control Unit)市場、デジタル家電をはじめとする民生機器市場等におけるマイコンの用途が飛躍的に拡大し、私たちの生活環境の中で無くてはならないものとなっています。本講義では、Worldwide マイコン市場で約30%のシェアを誇るルネサスマイコンの紹介、マイコンの市場・技術動向と製品開発の流れについて説明します。


[3] 14:30~16:00

東京エレクトロン九州株式会社
開発本部 SPE開発技術部門 SPEソフト技術部 担当部長 建山 正視 氏

私たちが日常使用している携帯電話を始め、多くの機器の中に半導体(IC,LSI)が使用されています。  その半導体を製造する装置を弊社では手がけています。今回は弊社を含めたグループ会社の紹介、その半導体製造装置の製品の紹介、半導体業界の概要。そして、その装置の組込みソフトウエアに関して、システムの構成、開発工程、品質改善等に関してご紹介します。


[4] 16:10~17:40

ソニーセミコンダクタ株式会社
執行役員常務 熊本TECプレジデント 久留巣 敏郎 氏

ソニーがこれまで取り組んできたイメージセンサの開発と製造の歴史を紹介しながら、毎年、高画質化するイメージセンサとそれを利用したカメラの絵作りに対して、日本メーカが強いとされる画質の作り込みがどのようにして行われるのかをその信号処理アルゴリズムを埋め込んだカメラシステムを通して、その概要を紹介します。


(18:00~ 交流会)


▲ページ先頭に戻る

9月21日(金) :講義番号[5]~[8]

[5] 10:20~11:50

トヨタ自動車株式会社
制御ソフトウェア開発部 部長 畔柳 滋 氏

「自動車の電子制御システムと開発プロセスの動向」
近年の車載の電子制御システムが環境・安全・利便への対応のため高機能化・統合制御化する動向を踏まえて、車載の電子制御システムにおいてプラットフォームベース開発やシミュレーション等のツール活用が重要となってきており、これらに関するトヨタ自動車の現状の取り組みを紹介します。


(昼休)

[6] 12:50~14:20

日産自動車株式会社
EV技術開発本部 EVパワートレイン開発部 エキスパートリーダー 博士(工学) 安達 和孝 氏

自動車における電子制御システムは車両の各種性能をつかさどるようになっている。2010年11月に発売した日産自動車オリジナルのハイブリッド車両は、走りでは0-400mでハイブリッド車両のギネス記録を塗り替え、燃費でもトップクラスの性能を達成しており、このような高い性能は制御によるところが多いシステムである。これらの制御技術からクラッチ制御と、これを実現するためのコントローラのソフトウェア開発を例とし車載電子制御システム開発について説明する。


[7] 14:30~16:00

株式会社デンソー
情報安全事業グループ DP-SmartHMI室 担当部長 鎌田 忠 氏

情報処理技術の進展により画像が比較的容易扱える様になって来たことと、通信技術の進展により移動体でもインターネット常時接続が現実味を帯びて来たことにより、自動車における組み込みシステムの意味合いが大きく変わって来ています。本講義では、これらの自動車における新しいカテゴリーの組み込みシステムの概要と動向や課題を、弊社の取り組みを交え紹介します。


[8] 16:10~17:40

日本電気株式会社
スマートエネルギー事業本部 統括マネージャー  本林 稔彦 氏

「ホームエネルギーマネジメントにおけるICT技術の動向」

太陽光発電、家庭用蓄電池、燃料電池などスマートハウスを実現するエネルギー機器が家庭に導入され始めている。一方エネルギー機器や電力消費機器(家電等)さらにはスマートメータなどと接続しトータルにエネルギー制御するホームエネルギーマネジメントシステムへのニーズが高まっており、通信インターフェースの標準化についても業界団体、関係省庁主導のもとに急ピッチで進められている。ここではホームエネルギーマネジメントシステムへの期待と提供中の機能の説明からスマートグリッド・スマートハウス関連技術について、さらには標準化の動向について紹介する。


▲ページ先頭に戻る

9月25日(火) : 講義番号[9]~[12]

[9] 10:20~11:50

株式会社東芝
府中事業所  電力システム制御部 主幹 関口 勝彦 氏

電気を発電所から事業所や家庭まで運ぶ電力流通システムは人類が作り上げた巨大システムのひとつです。最近ではスマートグリッドや再生可能エネルギーの導入など多くの提案が行われている分野でもあります。広域に拡がる電力システムを円滑に運用していくために多くの組込システムも活躍しています。今回は、電力システムの構成要素を紹介し、組込システムが、どのように開発・運用・保守されているか、課題は何かを述べます。


(昼休)

[10] 12:50~14:20

三菱電機株式会社
情報技術総合研究所 電子システム技術部 センサ処理基盤グループ 主席研究員 高橋 勝己 氏

「航空宇宙機器のシステム開発    ~手乗りサイズからビルの規模まで~」
 地球観測衛星や大小様々なレーダなど、航空宇宙分野を中心に行ってきたシステム開発について紹介します。私の所属する部署は、レーダ関連技術を主軸とした研究開発を行っており、これらの開発に携わっています。そこで、開発事例と共に、研究開発を行う部署としての、システム開発への関わりについても、合わせて紹介します。


[11] 14:30~16:00

沖電気工業 株式会社
システム機器事業本部 プロダクトSE部 部長 保田 真人 氏

「ATMにおけるソフトウェア開発について」
 ・ATMの紹介と歴史について: ATMの機能概要と、CDからATMへ発展してきた歴史を紹介します。・ATMソフトウェア開発の変遷: 専用OSから Windows上で開発されるようになったATMソフトウェア開発の変化(方法、開発環境)を紹介します。・ATMソフトウェアの特長と課題:ATMというハードウェアを制御するソフトウェアの特長と、技術的な課題について説明します。・ATMソフトウェアの将来:ネットワークを活用し、新たなサービスを提供していくための今後の取り組みについてご紹介します。


[12] 16:10~17:40

富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社
代表取締役社長  井上 進 氏

「ネットワークシステムの発展と将来像」
 これまでの電話やパソコンに加えて、スマートフォンなどのモバイル端末、ディジタルテレビ、自動車のナビゲーションシステムなど社会のあらゆるものがネットワークへ接続して、サービスを利用することが当たり前になっています。これらを支えるネットワークシステムの発展の歴史と、システム中心から人間中心に進化していくネットワークの将来について解説します。


(18:00~ 交流会)


▲ページ先頭に戻る

9月26日(水) : 講義番号[13]~[16]

[13] 10:20~11:50

富士電機機器制御株式会社
技術・開発本部 開発統括部 主幹 武井 孝憲 氏

“東日本大震災”で、はからずもクローズアップされた電力供給の安定化課題に対応して「スマートグリッド/スマートコミュニティ」が一層重要性を増してきていると言えます。ここでは、「スマートグリッド/スマートコミュニティ」に積極的に取組んできている富士電機の対応状況を中心に、その意義と課題、適用プロジェクトの事例と実証の状況、必要となる系統連系システムの課題、受配電システムと機器の動向、などについてご紹介します。


(昼休)

[14] 12:50~14:20

シーメンス・ジャパン 株式会社
イメージング&セラピー事業本部 MRビジネスマネージメント部 博士(工学)  諸井 貴 氏

疾患の早期発見・早期治療といった要望を背景に、医療現場における画像診断機器の重要性は益々高まっています。最先端医療機器の代表であるMRI/CT/PET/USなどを例にあげ、そのシステム構成をはじめコンピュータによる自動位置決め機能や撮影技術、得られる臨床画像、今後求められる機能などについて説明します。 病院などで身近に見かける装置をはじめ、シーメンス社により開発が続けられている最新の画像診断機器について紹介します。


[15] 14:30~16:00

株式会社 日立製作所
中央研究所  ライフサイエンス研究センター 基礎研究部 主任研究員 木口 雅史 氏

日立製作所中央研究所で創生・実用化した脳機能イメージング法である「光トポグラフィ法」を紹介します。本技術は、脳外手術前の検査や、精神科の診断補助検査などで使われています。最近では、装置の小型化により、従来の脳機能イメージング装置では不可能であった日常空間における脳機能計測が可能となり、新しい工学的応用が期待されています。ここでは、光トポグラフィ法の原理と応用例についてご紹介します。


[16] 16:10~17:40

オムロン 株式会社
技術本部 コアテクノロジーセンター 上級技術専門職 博士(工学) 中嶋 宏 氏

「ホームメディカルケアへの取り組みについて」
家庭を中心とした日常生活にて計測した血圧などの生体情報や活動量などの行動情報を、個人の健康管理および医療現場で活用し、生活習慣改善支援から疾病予防・治療をサポートする「ホームメディカルケア」への取り組みについて紹介する。また、当ソリューションにて活用される健康・医療機器の開発事例と、それら機器に基づく各種サービス事例について述べる。


▲ページ先頭に戻る

問合せ先

熊本県社会・システムITコンソーシアム事務局

(一般社団法人熊本県工業連合会内)  担当: 諫山

TEL 096-285-8131 / FAX 096-214-2030 / E-mail info@es-kumamoto.jp


▲ページ先頭に戻る

トップページに戻る